元従業員宅から情報が流出 | どこよりも詳しい個人情報ブログ

元従業員宅から情報が流出


こんにちは、でこです。


少し前の話になりますが、たまたま早く帰ったときに
第一話だけ、ドラマ「ハケンの品格」を見ました。
巷のブログにも面白い!というコメントがたくさんあり、

私も、なかなかコレはコレで面白い!と思いました。


その中で、派遣社員役の加藤あいがデータをこっそり家に持ち帰り作業したことによって、
資料を出社時のタクシーで紛失し、
部の大ピンチに陥るシーンがありました。

情報によってはあわや漏洩の2重のピンチでもあるなと思ったのですが、


仮にその会社を加藤あいがやめたら、
今日選んだ記事と重ね合わせると、3重の危険があるのだなと今思いました。


いやはや、こっそり持ち帰られると、とても危険だとわかりました。


以下「SecurityNEXT」(2007.1.22)の記事より引用-------------------------------------
http://www.security-next.com/005317.html



元従業員宅からWinny上へ個人情報や業務情報が流出 - 日商エレ


日商エレクトロニクスは、元従業員の自宅パソコンに保存されていた個人情報や
業務情報がWinnyを経由で流出していたと発表した。

今回の情報流出は、元従業員のパソコンにいわゆる暴露ウイルスが感染し、
インストールされていたWinnyを経由して外部へ情報が流出したもので、
2006年12月末に判明。元従業員は2005年2月に同社を退社しているが、
退職時に貸与していたパソコンは回収したものの、バックアップデータを
自宅へ持ち帰っていたという。

同従業員が所属していた事業部は、もともと兼松コミュニケーションズより
2005年1月に同社が譲渡を受けたもので、当時引き継いだ顧客情報を含む301件の
個人情報が流出。氏名や企業名、所属、所在地など含まれる。
また業務情報も15社分が保存されていた。

流出情報はすべて特定できており、同社では個別に連絡、謝罪した。
また営業譲渡とは関係ない情報も含まれていたが、関連する情報元へ連絡を入れたという。

同社では、「厳しい体制を構築してきただけに、当時の情報管理の甘さに慚愧が絶えない」とコメントし、

悔しさを滲ませた。持ち出しの禁止や情報の廃棄、Winnyの使用禁止など、再発防止に力を入れるという。


日商エレクトロニクス
http://www.nissho-ele.co.jp/

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今の従業員へのコンプライアンスなどが叫ばれる今日ですが、
「元」従業員のデータというのは、
どのくらい回収されているものなのでしょうか?


情報の回収徹底などは日々厳しくなる今日ですから、

今と比較すると、昔はどうしても緩かったはずですし、
辞めた本人も持っていないと思っていても、そうでないことは往々にあると思います。


元従業員が抱えているデータと言うのは、
無数に潜在しているのではないかと
思わされた事件でした。