電子タグ 消費生活へ普及元年  | どこよりも詳しい個人情報ブログ

電子タグ 消費生活へ普及元年 


こんにちは、でこです。


もっと日々の生活がIT化してほしいと思う今日この頃。
どういうことかというと、
電車乗っている間に、エアコンを作動とか。
お風呂を沸かすとか。


きっとどこかで、開発は進んではいるのだろう、と
冷え切った我が家が暖まるまでそんなことを考えていました。


さて、それより一足お先に生活に入り込んでいる、あの技術の話題です。


以下「フジサンケイビジネスアイ on the web」(2007/01/25)より引用--------------------
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200701250035a.nwc



電子タグ 消費生活へ普及元年 経済効果最大31兆円

 三越、資生堂、富士通の3社が24日発表した電子タグを利用した「未来型小売り店舗」の
実証実験は、在庫や生産、物流の管理など企業の効率化に利用される段階から、利便性の向上
や顧客情報の収集、食品の履歴管理など、消費者の生活に広くかかわる段階へ大きく踏み出し
たものといえる。電子タグの市場規模は、2010年には約5倍に拡大するとの予測もあり、
今年は「普及元年」になりそうだ。


 三越では05年4月に婦人靴の在庫管理に電子タグを実用導入。06年11月からは
ジーンズの在庫管理の実証実験を進めている。

 同社によると、非接触で情報の読み取りができる電子タグは検品作業の効率化や出荷作業の
迅速化につながり、「2006年3月から8月までの婦人靴の売り上げが前年比で13・3%
上がった」(西田雅一・商品統括部ゼネラルマネジャー)という。


 民間調査会社、矢野経済研究所によると、電子タグの市場は07年度に前年比34%増の
77億円に膨らみ、10年度には現在の4倍以上となる358億に急拡大すると予測している。

 ただ、同研究所では、「電子タグの出版物の情報と個人情報が結びつければ、個人の思想など
を知ることができる」と指摘し、個人情報保護の徹底を普及の課題に挙げる。

 経産省とともに普及を進める総務省では04年に電子タグに関する調査報告を発表し、
システム投資や新サービス創出を含む経済波及効果は、10年に最大で31兆円に達する予測。
しかし、プライバシー保護や規格標準化などの課題が解決されなければ、最小で効果は9兆円に
とどまるとしている。(会田聡)

                    ◇

【用語解説】電子タグ

 バーコードの最大50倍程度の情報を書き込んだ微少な半導体チップ。無線通信技術で情報を
読み取るため、非接触で検品などができる。現在でも建物の入退室管理に利用されているほか、
食品の生産地の確認などへの利用も期待されている。
--------------------------------------------------------------------------------------


こんなところにも個人情報保護かあ、なんて思ってしまいました。

確かに、自分の趣向が知られるとは、なんとも気分の悪いものです。
私の夢見るIT家電でも、
「あ、今エアコンつけたな、帰ってくるんだな」
とか思われたら・・・・

うーん、便利なITの裏には、常に個人情報をさらす危険があるようです。