元教諭の個人情報開示で都に22万円賠償命令 | どこよりも詳しい個人情報ブログ

元教諭の個人情報開示で都に22万円賠償命令


こんにちは、でこです。


またしても風邪菌にやられてしまいました。
回りも風邪を引いている人ばかりだし、加えて花粉症の人もいるので
マスクだらけです。
マスクだらけの水泳大会です。


あーーーーこんな失言を思いついて書いてしまうようでは
駄目ですね・・・。


気を取り直して、今日はプライバシー侵害訴訟のニュースです。


以下「時事通信出版局」の記事(07/02/14)より引用
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070214-7 -------


都に22万円賠償命令=元教諭の個人情報開示



東京都教育委員会が都議に開示した文書でプライバシーを
侵害されたとして、元教諭増田都子さん(57)が、都を相手に
220万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は
14日、「都議会に必要な情報かを検討せずに開示した」として、
請求を棄却した1審判決を取り消し、22万円の賠償を命じた。


増田さんは在日米軍を題材にした中学の社会科授業をめぐり
減給処分となり、研修を受けたが、昨年3月に分限免職とされた。
石川善則裁判長は、減給処分と研修状況を記した都教委文書のうち、
本人の生年月日や病気に関する情報を「法的保護の対象となる」と認定。
都議会という公益目的を考慮しても、プライバシー侵害に当たるとした。


1審東京地裁は昨年6月、プライバシー情報が含まれても、
目的や内容を考慮すれば違法とはいえないとしていた。
判決によると、都教委は1999年から2000年にかけ、
都議3人の要請に応じ、増田さんに関する懲戒処分や研修状況に関する
文書の写しを提供した。


都教委の話 主張が認められず残念。内容を精査し、対応を検討したい。

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前日のTBCの事件よりかは、(一人当たりの金額が)高い賠償ですね。
しかしこんな形で個人情報漏洩があるのですね。


今回の構造も完全には理解できていないのですが、
1月12日のブログで書いた里崎選手の漏洩のように、
色んな組織の中で色んな漏洩の形があるのだなと感じました。