内部情報流出の8割は過失――InfoWatchの調査結果 | どこよりも詳しい個人情報ブログ

内部情報流出の8割は過失――InfoWatchの調査結果


こんにちは、でこです。


2.22ということで、
役員の皆様に毎日お渡ししている新聞のクリッピング記事に
猫のマークをちーーーっちゃくかこうとして、
失敗し、不吉な表情の猫を描き遺してしまいました。。。
そもそも描くなという話でしょうか。。。


気を取り直し、今日は大規模調査の結果をお伝えします!


以下「IT MEDIA」の記事(07/02/22)より引用
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/17/news011.html -----


内部情報流出の8割は過失が原因――InfoWatchの実態調査

2006年に起きた内部情報流出でなりすましのリスクに
さらされたのは8000万人。流出の半分はモバイル機器経由で発生していた。


 150件の情報流出で8000万人がなりすましのリスクにさらされ、
流出の8割近くは過失が原因で発生した――。
ロシアのセキュリティ企業InfoWatchが実施した組織内部からの
情報漏えいに関する調査でこんな実態が浮かび上がった。

 InfoWatchでは2006年に世界各国で起きた情報流出事件のうち、
従業員の故意や過失が原因で発生し、1回でもメディアで取り上げられた
ケース145件について調べた。


 内部からの情報流出の66%は民間企業で発生し、原因は過失によるものが
77%と圧倒的に多かった。業種や地域による偏りは見られず、
大企業や中小企業、政府機関や軍などでも流出が起きていた。

 流出した情報は個人情報が81%と圧倒的に多く、それ以外の情報は19%。
個人情報流出1件あたりの平均被害者数は78万5000人となっている。

 全体で見ると、1件当たりの被害者数は5000人以下のケースが
全体の33%を占めているが、米退役軍人省などの大規模流出が原因となり、
平均被害者数が膨らんだ格好だ。

 流出の経路はモバイル機器が50%ともっとも多く、インターネットは12%、
ストレージメディアは5%、電子メール/FAXは3%、郵便3%だった。

 流出した個人情報の数で見ると、2006年に最も大きな被害を出したのは
3月にGratis Internet Companyから700万人の情報が流出した事件。
次いで、米退役軍人省からの流出事件では2870万人の情報が被害に遭った。

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うーん、世界中ではこんなに情報が漏洩されていたとは・・・!
驚きです。


過失によるものが8割であることや、
流出の半分はモバイル機器経由であること、非常に参考になりました。


ていうか米軍流出しすぎ

ていうか2割はまだ故意によって漏洩!!?
という裏返しによって分かった結果が一番インパクトがありました。

怖い世の中です。。。


過失の中でも、盗難・紛失などがどんな割合なのか気になりました。