JAL労組 客室乗務員情報無断保有 | どこよりも詳しい個人情報ブログ

JAL労組 客室乗務員情報無断保有


こんにちは、でこです。


本日の記事は週刊誌や日経本誌を賑わしたJALの事件です。


JALといえば、以前鶴を模したマークでしたが、

近年変わってしまって、前の方がかっこよかった・・・。と

いつも見るたびに非常に残念な気持ちになります。


・・・と思うのは、美術専攻していた者の一種の職業病なのでしょうか?


意外と新しいパッケージに気づかない人多いよね、

という話を当時の仲間があつまるとたまにしています。


以下「日経新聞」記事(07/02/27夕刊)より引用-------------


JAL労組 個人情報を無断で保有
  -客室乗務員7000分性格や交友など-


日本航空の最大労組、JAL労働組合(JALFIO組合数一万百九十人)
が、客室乗務員の性格や交友関係などプライバシーに関する情報
を本人の同意を得ずに収集、保有していることが分かった。少な
くとも7000人分に上り、同労組は「組合活動に不要なデータもあ
り、不適切だった。調査の上、完全に削除する」としている。


 個人情報保護法は、五千人を越える個人情報を取り扱う場合、利
用目的を出来るだけ特定することを義務付け、本人の同意なしに
目的の範囲を超えて扱うことを禁じているが、同労組は、目的を
特定せず、同意も得ていなかった。


 同労組によると、情報の収集が始まったのは一九九六年ごろから。
労組幹部が客室乗務員に面談するなどして性格、交友関係のほか、
仕事上の評価、支持政党などに関する情報をデータ化、成田空港
にある支部のパソコンに保有していたという。
同労組本部の沼畑康夫書記長は「情報の保有は組合員の相談にの
るためだった。同意を得ておらず、対象の組合員には申し訳なか
った」としている。
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またサンケイスポーツ紙での報道によると、
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200702/sha2007022800.html


書き込みには、一部ひどい表現を用いていたというような内容が
書かれており、さぞ被害者の方は不快感を感じただろう、しかし
それにも関わらずきっと告訴などは(気まずくて)出来ないのではないか

と推察したり、


また「労組の勧誘目的もあり、組合未加入の乗務員もリストに含まれて
いた。」との記述で、
対象の組合員に対し謝罪を述べているだけでは不足ではないかと
少々揚げ足とり気味ではありますが、少し憤りを感じました。


また、この名簿に書かれた職員がほとんどいわゆるスチュワーデス

である点を見ると、ゆがんだ目的である疑いを晴らすことは困難でしょう。


また同紙によると

この事件について冬柴鉄三国土交通相は27日の会見で

「集めた情報が個人情報保護法施行後ならばどういう問題になるのか、

調べなければならない」と、発言したとのことです。


JALは23日、機長が交際していた客室乗務員自を盗聴し
電波法違反容疑で逮捕。24日は、整備ミスで国土交通省から
口頭注意を受けたばかりで、今回の事件と不祥事続きとなりました。