個人情報密売は最低1ドルから?! シマンテックの様々な調査データ | どこよりも詳しい個人情報ブログ

個人情報密売は最低1ドルから?! シマンテックの様々な調査データ


こんにちは、でこです。


本日は、シマンテック社が発表した、
「個人情報の値段」と「個人情報を売買する地下経済」「個人情報の流出元」についての
分析データです。


個人情報はなんと最低1ドルから売買されているとか・・!



以下「COMPUTERWORLD」(2007.03.20)より一宇引用--------


闇相場、個人情報は14ドルなり
クレジットカード番号はたった1ドル


 米国シマンテックは3月19日、昨年6月~12月までのインター

ネット・セキュリティの動向をまとめた「インターネット・セ

キュリティ脅威リポート」(第11号)を発表した。

 それによると、クレジットカード番号などの盗難データは「

アンダーグラウンド・エコノミー・サーバ」と呼ばれるサーバ

上で堂々と取り引きされており、売買された情報は偽名で銀行

口座を開設するといった「なりすまし犯罪」に利用されている

。アンダーグラウンド・エコノミー・サーバでの“取引相場”

は、クレジットカード番号や誕生日などの重要な個人情報が14

~18ドル、クレジットカードに関する情報(クレジットカード

番号とその認証番号)が1ドル~6ドルだという。

 ハッキングの手口としては、未修正の脆弱性を即座に悪用し

て攻撃する「ゼロデイ攻撃」の増加が顕著になっている。シマ

ンテックに報告された2005年度のゼロデイ攻撃は1件であった

のに対し、2006年は6月~12月の半年だけで12件のゼロデイ攻

撃が報告されている。

 シマンテックのセキュリティ・アーキテクト、オリー・ホワ

イトハウス氏によると、最近のハッキングのトレンドとして、

WordやExcelなどで偽装書類を作成し、それを特定企業の従業

員にスパム・メールとして送りつける行為が急増していると指

摘する。

 こうした偽装書類は、正式な書類を装っているため、開封さ

れる確率が高い。電子メールに添付された実行ファイルはセキ

ュリティ対策ソフトによって検出/ブロックされることが多い

が、.docや .xlsなどの形式のファイルはブロックされないた

め、ターゲットへの到達率も高くなる。

 ホワイトハウス氏は、「セキュリティの観点から考えれば、

.docや.xlsといった形式のファイルもブロックしてしまえばよ

い。しかし、WordやExcelのファイルまでをブロックしてしま

っては仕事にならない。残念ながら『セキュリティ確保』と『

ビジネスの利便性』が正面衝突してしまっている」と指摘する


引用元はこちら
http://www.computerworld.jp/news/sec/60829.html
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個人情報の密売価格がどんどんさがっているのだそうです。

この先はどうなるのでしょうか?

単価が少なくなったからといって、決して闇商売が無くなることは

ないとは思うのですが・・・。

量を求めて悪質化してしまうことが危惧されます。


以下「INTERNET WATCH」(2007.03.20)より一部引用--------


個人情報を売買する地下経済の存在が攻撃者の利益に、

Symantec報告

米Symantecは19日、2006年下半期(7月~12月)のセキュリティ

脅威レポートを公表した。全世界でボットに感染しているマシン

は600万台に上り、盗み出されたカード番号などが売買される

地下経済の存在により攻撃者が利益を得ているとしている。

 レポートによれば、2006年下半期にボットに感染しているマシン

は全世界で600万台以上あり、2006年上半期から比べて29%

増加。一方で、ボットに攻撃命令を出すサーバーは上半期から

25%減少しており、ボットネットの統合と大型化が進んでいると

分析している。

 ボット感染マシンが最も多いのは中国で、世界全体の26%を

占める。一方、ボットに攻撃命令を出すサーバーは米国が最も

多く、世界全体の40%を占める。

 悪意のあるコードでは、上位50位のうち45%をトロイの木馬が

占め、上半期からは23%増加。攻撃者が使用するツールは、

大量メール送信型のウイルスからトロイの木馬に移行している

と分析している。また、Symantecが下半期にレポートしたゼロデ

イ脆弱性は12件に上り、上半期の1件から大幅に増加している。

 また、こうしたトロイの木馬などにより盗み出された個人情報

が、地下経済によって売買されていると警告。米国のカード番号

は1枚あたり1ドル~6ドル、カード番号に加えて氏名や社会保障

番号などが含まれる個人情報は1件あたり14~18ドルで売買さ

れており、こうした地下経済の51%が米国に存在するという。


引用元はこちら

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/03/20/15139.html

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以下「OPEN TECH PRESS」(2007.03.20)より引用----------


個人情報流出:最も多いのは政府機関 米Symantec集計


 米Symantecは3月19日(米国時間)、個人情報の流出が最も

多いのは政府機関で、全体の25%を占めると発表した。その次

に多いのは教育機関(20%)。公的機関は個人情報が多いだけ

に流出も多い。
 2006年下半期のデータで、以下は医療機関(14%)、金融機

関(9%)、保険会社(6%)、軍(4%)、流通・通販(4%)

、通信(3%)という順だった。

 一方、流出原因は、パソコンや記憶媒体の盗難・紛失が最も

多い(全体の54%)。そのほかはセキュリティ対策・意識の甘

さ(28%)、コンピューターへの侵入(13%)、内部犯行(4

%)の順だった。Symantecが半期に一度のセキュリティ実態報

告書でデータを発表した。


引用元はこちら
http://opentechpress.jp/news/07/03/20/0940240.shtml
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うーん

「インターネットがある限り、個人情報は漏洩し続ける」と、

CNET Japanにもかいていありましたが、

これらを読むと、その通りだなあと感じてしまいます。


しかし、まだまだ

便利だったり、消費者に受ける「攻める」コンテンツの方が先行

していて、「守る」のツールは後手に回っている気がしています。


まあ、それはいつの時代でもどんなシチュエーションでも

そうかもしれないですね。