どこよりも詳しい個人情報ブログ -4ページ目

TBCに過去最高額賠償命令


こんにちは、でこです。



今日の日経新聞ご覧になりましたでしょうか?

そちらにも今日お届けするニュースが大きく掲載されていましたね。


様々な変り種(?)ニュースをお送りし、
個人情報に関わるものを広い視野で捕らえようと
試みていますが、

久々に直球の漏洩ニュースをお届けします。


以下「IT PLUS」記事(07/02/09)より引用
http://it.nikkei.co.jp/security/news/
index.aspx?n=AS1G0802B%2008022007--------------------------


個人情報流出でTBCに賠償命令、1人分で過去最高額



 エステティックサロン、TBCグループ(東京・新宿)の
ホームページに入力した個人情報が流出したとして、男女14人が
同社に1人当たり115万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、
東京地裁であった。阿部潤裁判長は「情報保護のために
安全対策を講じる法的義務を怠り、プライバシーを侵害した」
として1人2万2000―3万5000円の支払いを命じた。

 個人情報の大量流出を巡る判決で、1人当たりの認容額としては
過去最高額という。


 判決理由で同裁判長は、流出した情報のうち、原告らが関心を
持っていたエステコースの種類などは「氏名、住所などの
基本情報と比較して、一般人の感受性を基準にしても、
秘匿の必要性は高い」と指摘。

 「ファイル交換ソフトなどで情報が流布し、完全な回収は困難。
原告らの不安は大きく精神的苦痛は軽視できない」として、
迷惑メールなどの2次被害を受けた13人の慰謝料を3万円、
残る1人は1万7000円と算定し、1人5000円の弁護士費用を加算した。

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私も入社したばかりの頃、
個人情報担当責任者からこのニュースの話を聞いたこともあり、
その判決が出たとあって、
とても鮮烈で感慨深いニュースです。


特に、実害(迷惑メールなど二次被害)も出ているようで
その被害に対しても訴えが認められたとあり、
個人情報の歴史において、痕跡を残すニュースだと感じました。



教諭 塾勧誘目的で名簿流用


こんにちは、でこです。


今年からですが、週一のペースで(主に水曜笑)
映画を見るようにしています。
仕事が終わるか分からないので人を誘えないという事情があり、

ほとんどひとりです。


今年に入ってからは

○パプリカ
○ディパーテッド
○それでも僕はやってない
○ラッキーナンバーセブン
を鑑賞。


ダントツでパプリカが好きです。
あまりに面白すぎて3回みました。これほんとのはなし。
邦画アニメなのですが、世界の賞を多数受賞し日本フランスで先行公開。
この春は世界公開になる予定だそうです。


そしてあまり説明したくないので省きますが
「それでも僕はやってない」はみなさん見たほうがいいです。


今のところ継続できているし、
生活にも緩急がつくのでとても楽しいものです☆


続くといいなあ

前座トークが長くなりましたが
今日の記事ですが、こんなに条件のそろった漏洩(流用?)事件は
なかなか見ないなあと思い取り上げました。


どんな条件かというと・・・

以下「徳島新聞」記事(07/02/08)より引用
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_117082849182&v=&vm=all ---


教諭が合格名簿流用 徳島文理高校、妻経営の塾へ勧誘図る


 徳島文理高校(豊崎博司校長)の男性の数学教諭(66)が
今年の同校入試の合格者に、合格者名簿などを基に妻が経営する
塾に勧誘するはがきを郵送していたことが、七日までに分かった。
同校は「学校内で知った個人情報を目的以外に使用したのは問題」
として、訓戒処分とした。


 同校によると、この教諭は教務課長を兼任。受験の合否を
通知する立場で受験生の住所などを知っていた。三月末に退職する
予定で、その後は妻が経営する塾を手伝うことになっていた。

 試験は一月二十日に行われ、徳島文理中学校以外の中学校から
六十四人が受験し、四十九人が合格。教諭は二十八日、
入学説明会に出席した四十七人に「経験を生かして、
外部からサポートさせてもらう」などと入塾を呼び掛けるはがきを出した。

 教諭ははがきを出した翌日の二十九日に上司に報告し、
同日付で処分を受けた。


その後、教諭は
「この件はなかったことにしてほしい」などとする謝罪のはがきを
再度郵送した。

 同校の東條浩士教頭は「個人情報の保護の重要性について、教員に
よく認識させていなかった点は学校としても反省したい」と話している。

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○個人情報を良く知る立場であったこと
○妻が塾をしていたこと
○自分も近々その塾を手伝う


などの要素ががっちり合わさり、

また(あくまでも上司に報告ということから推測して)
悪い行為であるという認識を欠いたまま、
これは利用しない手は無いな、と思い

実行に移したのではないかと思いました。


余談かもしれませんが、
同校は履修漏れでも少しニュースになっていた学校でもありまして


特に企業でない団体においては、
そのような「教員の意識」の問題は企業より薄くなりがちなってしまう、
もしくはそういった情報の浸透が遅くなってしまうのではないかと
思っています。


米国復員軍人省4万8000人分の個人情報紛失


こんにちは、でこです。


マクドナルドの「メガマック」が気になっています。


しかしどう考えても体に悪そうだ。。



以前マクドナルドを1ヶ月食べ続けるとどうなるか
という内容のドキュメント映画で

栄養士の方が、「食べないことが望ましいが

健康上マックは月1回が限度」とコメントしているのをみて、
それ以来ビビッています。(でもときどき食べちゃう)


マクドナルド大好きな役員の方(メガマック体験済み)は、
月2回にセーブしているとか。


私もそれ位でいきたいと思います。

しかしアメリカは色んなことが、個人情報ニュースまでもが
オーバーサイズですね。


以下「ITpro」の記事(07/02/06)より引用
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070206/260811/ -------------


米国復員軍人省のHDDが紛失,4万8000人分の個人情報


 米国復員軍人省(Department of Veterans Affairs:VA)は
米国時間2月2日,同省の職員が使用していたハードディスク装置(HDD)が
紛失したと発表した。盗難の恐れがあり,同省監査局とFBI(連邦捜査局)
が調査中という。


 職員が紛失を届け出たのは1月22日。HDDはBirmingham VA Medical Center
でコンピュータのバックアップ用に使用していたもので外付けの携帯型。
退役軍人の個人情報が含まれている。米メディア(サイト)の報道によると
約4万8000人の個人情報が保存されており,うち2万人分のデータは暗号化
されていないという。


 監査局は職員の職場のコンピュータを基に,流出の可能性があるデータを
分析中である。個人情報の漏えいが明らかになった退役軍人には個別に
通知し,1年間無料で信用情報を監視するという。

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うーんアメリカは漏洩の規模も大きいですね。
また同日「COMPUTERWORLD.jp」に
「米国政府のセキュリティ対策は「D」ランク」という見出しの 記事があり

http://www.computerworld.jp/news/sec/57569.html

(下記は一部抜粋)


『サイバーセキュリティ業界連合(CSIA)は1月31日、2006年における米国政

府のセキュリティに対する取り組みを、「米政府の機密情報セキュリティ」

「幹インフラストラクチャの安全性および信頼性」「連邦政府情報保証施策

」の3分野で「D」ランク(A~Fの6段階)と判定した。』


『CSIAの事務局長で法務顧問を務めるリズ・ガスター氏は「大規模なデータ

漏洩事件が今後も発生し、消費者からの圧力が強まれば、議会も動かざるを

得なくなる」とし、2007年度中に包括的データ保護法が成立すると見込んで

いる。』

と書かれていました。

これは何故でしょうか。
1月末に(ちょっとかじった程度ですが)調べた韓国の次は

アメリカのIT事情も調べてみたいと思います。


指輪のサイズは夫にも秘密?

こんにちは、でこです。


最近ちょっとずつ個人情報の勉強をしています。


とても微妙なところで、違法だったりそうでなかったり・・・
これをサラリーマンのみなさん全員に理解してというのは、
とても大変なことです。


難しい!分かりづらい!

わーん!


だからみんな守らなくてもいいところまで守ったり
逆に全然できてなかったりするのですね。

より、安全・簡単に個人情報を守れるようになるには、
まだ保護法の改訂を常ににしていくべきだなと感じました。


さて本日は、息抜き的に、ちょっとほほえましいコラムを☆


以下「東京新聞(Chunichi web press)」(07/02/04)より記事引用
http://www.tokyonp.co.jp/00/stm/20070205/lcl_____stm_____004.shtml -------


<各駅停車>護られた妻の指


 東京都渋谷区で夫を殺害、バラバラに切断して遺棄したとして、
妻が逮捕された。最近、夫婦間の陰惨な事件が目立つ。
わが家はどうか。妻がどう思っているか知らないが、
少なくとも私は、夫としても社会人としても未熟な私を
よく支えてくれる妻に感謝している。


 感謝の意を表すべく先日、いまだ贈っていなかった婚約指輪を
内証でプレゼントしようと計画。サイズが皆目分からなかったので、
結婚指輪を購入した有名宝飾店に電話をかけた。
答えは「個人情報だから教えられない」の一点張り。
こちらも「免許証や住民票、保険証、何でもファクスして
夫だということを証明する」と電話口で抵抗。
「二人しか知るはずもない指輪の内側に彫った文字を教える」
とも言ったが、呪文(じゅもん)のように「個人情報」を繰り返す。


自分の妻の指のサイズでさえ個人情報なのか。
結局、私が折れて店を訪れ、個人情報を入手した。
サイズ通りの指輪を買ったのに、指輪は妻の指でグラグラしていた。
なぜ…。 

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確かに。
まだお店が訪れることができるところで
よかったですねー・・・。
海外で買ったりしたらどうなっていたことか笑


コンプライアンス


こんにちは、でこです。


一度言われたことを、また繰り返してしまうところがあり、
社会人になると、非常に重い欠点になってしまうということを
この一年でとても感じました。


気をつけているつもりでも、うっかり。


それが個人情報に関わる業務であったら・・・
と日々情報漏えい事件をチェックしているときに思うと、
ぞっとします。


故意に破る人もいれば、
私のようなおっちょこちょいまで。


どちらにせよ、いかにルールを守らせるかというのは、
非常に至難の業です。


以下「SecurityNEXT」の記事(07.02.05)より引用---------------------------------


国立循環器病センターで患者の個人情報盗まれる - 匿名化ルール守られず

http://www.security-next.com/005402.html



国立循環器病センターは、12月22日に患者の個人情報が保存されたノートを
紛失していたことを公表した。

今回の事件は、同センター職員所有のパソコンが院内で盗まれたもの。
同職員が12月22日に医局内でノートパソコンがカバンごと
所在がわからなくなっていることに気が付いたという。
パソコンには、職員が扱った約1100名分の個人情報が保存されていた。
含まれる情報は、氏名や生年月日、入退院日時など。
検査を実施した患者については検査結果や治療内容なども保存されていた。

保存されていたデータは、いずれも職員個人が入力したデータ。
同センターでは、匿名化していない患者情報の持ち出しを禁止していたが、
守られていなかった。現在、職員本人や監督責任者への処分を
検討しているという。同センターでは、今回の個人情報紛失に加え、
麻薬の盗難事件も発覚しており、管理体制が問われそうだ。

国立循環器病センター
http://www.ncvc.go.jp/
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「悪意の無い情報流出」などの言葉とともに、
情報漏えい流出ニュースがこのごろ取り上げられています。
その内容によくあるのが、制度の不遵守により持ち出した情報の流出です。
ルールを破って持ち出した情報が入ったPCやUSBを紛失あるいは盗難という
筋書きです。


今、「コンプライアンス」と言う言葉をよく聞くようになりました。
元々「~を遵守する」という意味で、一般的に「法令順守」と
訳されますが、特に、企業活動において、
法律や規則、社会規範などに違反することなく、
それらをきちんと守ることを指します。


企業が情報保護システムも一生懸命整えている、
または整えようとしている一方で、
ヒューマンエラーなどを以下になくすか、以下に人を整えるかが
もう一つのキーとなっています。


システムのように簡単にはいかない生身の人間。
こちらの方が、より難しいと個人的に感じています。
どうしたらより制度を守り、情報を守れるのか。
勉強し、じっくり考えてみたいと思います。


個人情報検出ツール 日興コーディアル証券に採用


こんにちは、でこです。


いやはや、昨日「それでもぼくはやってない」を
見て来たのですが、しばらくショックで立ち上がれませんでした。


これが、裁判。


さすが、3年の研究期間を費やしているだけのことは
あるのだろうと思いました。


本当に、最初にきっちり目撃者なり自分の証言なりを
的確に情報として残しておかないといけないのだなと思うと、
形は全く違えど、情報に携わるものとして考えるところも
別にありました。


以下「asahi.com」の記事(07/02/01)より引用
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200702010020.html ---------


KLab、個人情報検出ツール「P-Pointer」が日興コーディアル証券に採用



KLab(真田哲弥社長)は1月30日、同社の個人情報検出ツール
「P-Pointer(ピーポインター)」が、日興コーディアル証券
(北林幹生社長)に全社採用されたと発表した。

 「P-Pointer」は、ファイルの中身を検索、
個人情報や機密情報など情報資産と思われる単語を多く含む
ファイルを自動検出してレポートするツール。
社内のどこにどのような重要データが存在するのかを正確に把握し、
不要な情報は削除、重要な情報は強固に保護する
運用サイクルを確立することで、従業員一人ひとりや
企業全体の個人情報保護力を高める。

 日興コーディアル証券では、情報資産検出に対する
「P-Pointer」の網羅性、多彩な検索オプション、
部門固有情報の保護といった機能・特徴を評価し、
今回、全社導入分として1万2000ライセンスを契約した。

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政治・警察・司法の超巨大な組織もそうですが、
金融なども、官・民に関わらず
本当に巨大な組織は世の中をも曲げる力を持っていると思います。


そのような機関こそ、このように最新の情報ツールを入れたりと
それこそ韓国のように、(※1日のブログ参照)積極的に
情報保護・管理に動いてほしいと強くと思います。


国家の姿勢によりIT化を進めた韓国


引用・参考文献:ITpro 韓国がIT立国になった「もう1つの理由」(06/11/24)

           http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061122/254679/

           MYCOMジャーナル 韓国でサイト・ブログの大掃除(06/12/19)

           http://journal.mycom.co.jp/news/2006/12/19/383.html

           IT-PLUS 韓国人気歌手ユニの自殺とインターネット実名制

            http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT13000029012007 ---------------


国家の姿勢によりIT化を進めた韓国


韓国がIT国家になった理由として大きく発展した要素が2つあります。


一つは、住民登録番号。

韓国では、国民全てに、住民登録番号がわりあてられ、
住民登録番号と連動した形で、個人情報が管理されています。
(今日本で問題になっている住基ネットのようなものです。)


また、行政自治部の行政情報共有化委員会で決議されれば、
自治体も含めたすべての行政機関で個人情報が共有されるように
なっているところもポイントです。


また2つ目は、1999年の電子署名法の成立から始まり、
同年にインターネットバンキングが開始され、
2004年には登録顧客数が2309万人に達し、
国民の約半数が口座を持つほどに急速に普及したことでした。


これで民間レベルでもセキュリティへの関心が高まり、

住民登録番号と公認認証書をベースにした
電子認証システムという社会基盤が作られました。


つまり「自分の公的な番号を打ち込むと、あらゆるサービスが使える」

という基盤がしっかり出来上がった為に、

オンラインゲームやショッピング、その他もろもろのサービスが
急速にインターネット上に広がっていったのです。


また、韓国と日本ではプライバシーに関する考え方がかなり違うようで、
日韓IT経営協会副会長の高橋生宗氏の
韓国で口座を開こうとしたとき、面白いサービスを勧められた、という話が

ITproの記事に書いてありました。

 ある顧客が複数の金融機関に口座を持っていたとすると、
メインバンクに他行の口座情報にアクセスする
IDやパスワードをすべて預けてしまいます。
するとメインバンクは、顧客の資産状況を見ながら、
どの投資信託を買った方がいいとか、どの不動産に投資するとよいとか、
逐一、資産形成のアドバイスをしてくれるというのです。

日本であれば、いかにメインバンクとは言え、
そのようなことは、できないでしょう。


では、個人情報の問題は無いのかといったら、そうではありません。
昨日、一昨日でお話したように、番号が盗まれ、勝手有料サイトに登録されていたりと

個人認証手段として一般的な「住民登録番号」の情報が漏えいし、
犯罪に悪用されるケースが増えていることから、
昨日登場した「i-PIN」(仮想住民登録番号など)を
開始するに至ったのです。


ポイントは,その普及にいたるスピード。
情報漏えいが問題になり,インターネット・サービス事業者に対して
住民登録番号の代替え手段の利用を促すガイドラインが出たのは2005年11月。
それからわずか1年で,新しい認証サービスを始めたのです。

これは、2001年に電子署名法が施行されたにも関わらず、
未だ普及が進まない日本と比べると、非常に大きい差であることがわかります。


また、個人情報保護の問題以外でも、問題があります。

韓国では一般的にネットに書き込むときなど、

匿名でなく、「住民登録番号」を登録した人でないと書き込めなかったり、

実名でないと書き込めないようにしてあるのですが、

自分の名前が割れようと、個人を誹謗中傷するなどの

悪辣な問題が起き、ついには標的となった人気アイドルが自殺するという

社会問題になっています。


このような状況を総括して、高木 邦子氏によるITpro記事内(06/11/24)では
このように記されていました。


「韓国はサービス指向でとりあえずシステムを作り、
問題が起きればどんどん変えていく。
日本は時間をかけて重厚長大なシステムを作り、
運用でつまずいてしまう。」


例えば、
韓国の制度もまだまだ課題はあると思われていますが、
インフラの面でも、サービスの面でも、
物事を進めながら直していくところ姿勢など、
韓国に学ぶところがたくさんあるようですね。

個人情報保護に年間1,670億円 - 韓国 その②


こんにちは、でこです。


最近は新聞を読んでいても、
中国、韓国、インドなど、他のアジア各国が
経済、産業、芸術など、多方面でめきめき成長している記事が目立ちます。


どうやら個人情報も、
韓国では急激に保護する体制が構築されているようです。


個人情報保護に年間1,670億円 - 韓国 その②
以下「MYCOMジャーナル」(2007.01.28)の記事より一部引用
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/28/380.html ---------------


(前日からの続き)

住民登録番号流出については、これを直接入力せずとも本人確認が可能な

「i-PIN(Internet Personal Identification Number)」と呼ばれる手法が

考案されている。指定の機関に本人確認を行ってもらうことにより、

住民登録番号に代わる番号を与えられる制度だ。

しかし、今のところi-PIN自体の知名度がまだ高いとはいえない状況であるため、

普及にはまだ時間を要するだろう。韓国情報保護振興院はWebサイトで

i-PIN情報を網羅したページを26日に公開予定としており、認知・普及を促進したい意向だ。

個人情報流出はいまや世界的な問題となっている。こうした状況が続くようであれば、

今回の調査で算出された、個人情報保護に対する総価値は将来には

もっと上がっているかもしれない。

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※i-PIN(Internet Personal Identification Number)とは

ITpro記事(06/11/24)より引用

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061122/254679/


仮想住民登録番号,公認認証書,個人ID認証などの
5つの代替手段を提案し、06年10月に開始された認証サービスのこと。
この仮の番号を使うことで、本当の番号を守ることができる。

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韓国の情報通信部(日本の総務省にほぼ相当)では、

個人認証手段として一般的な「住民登録番号」の情報が漏えいし、

犯罪に悪用されるケースが増えていることから、このサービスがはじまりました。


実は、韓国がIT国家になった理由が、このi-PINを探っていく過程で
少しわかりました。

明日は最後に韓国の個人情報事情についてレポートしたいと思います!


個人情報保護に年間1,670億円 - 韓国 その①


こんにちは、でこです。


毎月、食費と交際費意外は、かかる経費が大体決まってきて、
昔は、携帯代なんてなかったのになあ、と
携帯がまだまだ新しい文化であることをしみじみ感じます。


さて、今後は、どんなデフォルトの費用が定着するのでしょうか?


以下「MYCOMジャーナル」(2007.01.28)の記事より一部引用
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/28/380.html ---------------------------------


個人情報保護に年間1,670億円 - 韓国 その①


個人情報保護に対する年間総価値は約1兆2,982億ウォン(約1,670億円)。
韓国の個人情報に関する意識調査で、このような結果が明らかとなった。

これは韓国情報通信部と韓国情報保護振興院が2006年10月、個人情報流出に
対する経済・社会的な価値を把握する目的で、全国のインターネット利用者
2,402人を対象として実施した調査で明らかになった。


前出の1兆2,982億ウォンという数値は、調査対象者が個人情報流出を防ぐため
1カ月に支払える費用として挙げた月平均額を、韓国の全インターネットユーザー数に
換算し、1年あたりの数値を割り出したものだ。


この調査によると、個人情報流出を防ぐため1カ月に支払える平均額は
3,914ウォン(約500円)/1人という結果になった。13~59歳までの韓国の
インターネット人口は約2,764万人。1兆2,982億ウォンという数値は、
これに12カ月をかけた結果というわけだ。


また個人情報保護のために金銭的負担を行う意思のあるユーザーは、
全体の61.4%にあたる1,476人となった。


さらに個人情報の種類を8つに区分し、情報流出の深刻度を5点満点で評価した結果によると、
もっとも深刻度が高かったのはクレジットカードや銀行口座などの「金融情報」(4.38点)だった。

僅差で2位となったのは、韓国国民1人1人に与えられる「住民登録番号」(4.32点)。
これに続いて電話番号やメールアドレスなどの「通信情報」が4.16点、
防犯カメラ映像などの「映像情報」が4.07点となっている。


同時に個人情報の流出について、もっとも早急な改善が必要な項目は、
深刻度の順位とは若干異なった。1位だったのは52.36%を占めた「住民登録番号」で、
2位の「金融情報」(32.07%)より高くなった。


昨年起こったMMORPG「リネージュ」ユーザーの住民登録番号盗用事件は記憶に新しいが、
あらゆるWebサイトやサービスへの登録時に利用される住民登録番号は、便利な一方、
もっとも漏れやすく狙われやすい個人情報の1つとなっている。
こうした状況を一刻も早く改善し安心してインターネットを楽しみたいというのが、
ユーザーの願いであるようだ。

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※上記の最後にある、MMORPG「リネージュ」ユーザーの住民登録番号盗用事件について----
(詳しくは引用元のこちらを⇒http://allabout.co.jp/career/netkorea/closeup/CU20060226A/)


リネージュとは韓国で根強い人気をもち現在は世界各国にも普及しているNCソフト社の
オンラインゲームです。韓国の場合、個人会員の月額利用料は2万9千7百ウォンで、
現在有料会員はリネージュI、IIを併せて実に300万人に上る(2006年現在)といわれています。

そのリネージュに勝手に入会状態になっているという書き込みがある掲示板にされ、
名義盗用事件に発展、波紋が拡散していきました。
NCソフトに名義盗用を申告した申告者累積数は、総計13万1170件で、
NCソフト側では「名前と住民登録番号などを完全に入力した名義盗用の場合、
新規加入と区別するのが困難」とし、「但し被害申告で削除された名義に対しては
再び加入できないようにしている」と明らかにしています。

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このことがあったため、金融情報をもっとも早急な改善が必要な項目に住民登録番号が
上がったことが推測できます。


韓国は、「休眠サイトの大掃除」などもあり、
日本よりもサイバーな国民性というイメージが私の中にあるのですが、
日本もそうかけ離れているわけではありません。
韓国のサイバーな国民性・事件を日本が踏襲する日も近いと思いました。


明日は、その2をお送りします。



IBMの個人情報を隠せるソフトウェア


こんにちは、でこです。


昔は、ネットオークションや、ネットショッピングを良く使っていたんですが、
最近自宅にネットを引いていないので、
めっきり使っていません。


最近会社で使う備品をネットで購入していたら、
昔のことをちょっと思い出してしまって、
最近またネットショッピングしたいなあと思っています。


またネットショッピングをはじめたら、
是非これを使いたいなと思うソフトが開発されたとの記事を見つけました。


以下「ITmediaエンタープライズ」(2007/01/27)記事より引用
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0701/27/news001.html ---------------



IBM、「個人情報を隠せるソフトウェア」を開発


Webでの買い物などの際に、個人情報を隠し、ID盗難から身を守ることができる
ソフトウェアが開発された。

 米IBMは1月26日、Web上で身元など自分の個人情報を隠すことができるソフトウェア

「Identity Mixer」を開発したと発表した。同ソフトはスイスのチューリッヒにある
IBM研究所で開発されたもので、インターネットで商品やサービスを購入する際、
自分のIDを隠すことを可能にする。


 オンラインで音楽をダウンロードしたり、ニュースレターを有料購読する場合、
消費者はデータサイズ、頻度、購入先などの情報をWeb上に残すことになり、
これらをたどればユーザーに行き着くことができる。Identity Mixerは、偽名などの
偽情報を使ってこの形跡を消し、たどれないようにする。例えば、クレジットカード
番号を公開しないまま、オンラインショッピングができるようになる。また銀行口座の
残高を教えなくても使用可能な上限を知らせたり、誕生日を入力しなくても成人である
ことを立証することが可能になる。


 Identity Mixerを使用すると、ユーザーは匿名のデジタル信用証明を、銀行や政府機関
などの信用機関から受け取る。デジタル信用証明には、クレジットカード番号などが
含まれている。オンラインショッピングをする場合は、店舗側にIdentity Mixerが
封印した情報が送られ、本当のカード番号は店舗側に知らされない。


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偽名、などというと、一瞬だけ悪い気がしてしまいますが
店舗側に、本当のカード番号をしらせないというのは、凄くいいですね!!

なるべく情報は出さないように
このソフトのようにあちこちに情報を撒かずに済むソフトは
これからたくさん出てきそうですね。

注目したいと思います。


先週末、スノボにいったのですが、
全身に大リーグ養成ギブスをつけているような筋肉痛です。
乳酸がなまった体中を支配しているのを感じます。。。

そして健康診断では、胃カメラ検査とピロリ菌検査をしたほうがいいといわれました。。。


そんな具合で体年齢が大分老けている私です。

最近自宅近くの中学校の温水プールは夏季一般開放されるときがあるらしいと知ったので

いってみようと思います。というか行かなくては。。。このままではいかんです。


病院探しもネットでしたいと思いますが、
つまりまた病院に個人情報を登録しなくてはいけないようですね。

面倒くさいやら怖いやら、ふう。